はじめに

ルークを活躍させるために何をすればよいか解説します。
ルークの役割を知って実際の対局で活躍させましょう!
ポール・モーフィーの名言

Help your pieces so they can help you.
Paul Morphy
駒を助けたら、駒が助けてくれる。
という言葉を1800年代の名プレイヤー、ポール・モーフィーは残しました。
自分の駒を働きやすいマスに配置しておくと、それらの駒が後で活躍してくれます。
「ルークを助ける」方法を見ていきましょう!
序盤
狭い場所から開放する

ルークは広いところが好きで、狭いところが苦手です。
まずはナイトやビショップを展開して、ルークを動ける状態にしてあげましょう。
<例>
ルークが動くマスがないと、ビショップでただ取りされてしまいます!
ナイトが動いていれば・・・少なくともルークは逃げられたはずでした・・・

自分のポーンがないファイルへ移動

自分のポーンがないファイルに置くことで、ルークを攻撃に使えるようにします。
一般的に、チェスではオープンファイル(ポーンがない縦の列のこと)にルークを配置すると良いと言われています。
<例1>
オープンファイル(ポーンがないファイル)に一番乗りを目指しましょう。

<例2>
自分側にポーンがないと、相手側をルークで直接狙えます。

序盤~中盤
相手側への侵入

相手側に侵入させましょう。セブンスランク(自分から数えて7番目の行)にいると相手は困ります。
これがやりたいことの基本。

ルークやクイーンを重ねる

ルークやクイーンを重ねることで、侵入しにくい場合でもなんとかなる場合があります。
侵入させたルークが取られても、後ろのルークやクイーンが取り返すことで相手側に入れます。
相手の側に2つのルークを侵入させる

ルーク2つを相手側に置ければ、よりポーンを取りやすくなります。
特に相手キングだけに守られているポーンをとれるのが大きいです。
並んでいるポーンを取る

横に並んだポーンが守られていなければ、取り放題です!
ルーク2つでのチェックメイト
セブンスランク(自分側から見て7番目の行のこと)にルークを2つ並べることができれば、チェックメイトできる可能性があります。
また、ピンチなときでもドロー(引き分け)に持ち込めたりといいことが多いです。


チェックメイトできました!

まとめると・・・
以下のボードを動かしてイメージしてみましょう。
実際に相手は待ってくれるわけではありませんが、基本的にはこの動きを狙うのがルークの役割の1つです。
<ルークのしたいことまとめ>
さいごに

ルークでしたいことが分かれば、格段に使いやすくなります。
実戦では、
・ルークを早めに動かせる状態にする
・オープンファイルができたらルークでの侵入を狙う
これらができると、ルークが大活躍してくれるでしょう。😊
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