はじめに
伸び悩む時期は誰にでも必ず訪れますが、それをできるだけ短くするためにあらかじめ意識して取り組むべき項目を5つ紹介します。
常に新しい知識に触れるようにする
いつもやっているトレーニングにマンネリを感じたり、自分のチェスの知識が増えていないなと感じたら、意識的に新しいチェスの知識を仕入れるために動きましょう。
一通りのチェス知識はカバーできたと思っていても、「知らない知識があることを知らない」という状態になりがちです。
新しい知識は自分のチェスの幅を広げてくれます。
積極的に様々な所から情報を仕入れましょう。
・ネットの記事
・動画
・本
・チェス仲間からの話
などなど・・・
このブログでも、見逃されがちな内容に触れられるように記事を作成しているので「チェスの上達方法」のカテゴリを確認してみてくださいね。
チェスが強くなる人の本
今までの知識を見直す、深堀りする
チェスの用語は知っていても表面だけの理解にとどまっているという場合がよくあります。
初心者の頃に知った用語の理解から、チェスに慣れてきたらアップデートが必要です。
その用語の本当の狙いは何か?より効率的な使いかたは無いか?
再確認することで指し手の改善につながります。
例:ピンについて
「ピンはナイトをクイーンやキングに向かって固定して、動けなくしている」
という理解から先に進めているでしょうか?
ピンの効果や狙いを複数思いつけない場合は見直してみるとよいでしょう。
予想できない効果的な使い方を知れば、プレーの幅が広がり実力向上につながります。
個々の例から一般的な法則を見つけようとする
個々の例から、一般的に適用できる法則を見つけ、簡潔な言葉にする。
それをメモしておき、時々見直す。
●例えば・・・
ピンを使ったタクティクスについて 「ピンした駒を攻撃する」 など・・・
チェスの個々の場面は気が遠くなるほどの局面がありますが、それをそのまま覚えていたのではいくら記憶ができても別の場面で使える保証はありません。
それぞれの局面に共通して言える、一般的な法則を表す短く簡潔な言葉を見つけましょう。
それをメモしておいて、時々見直すようにすれば一般的に使える一つの武器を手にしたのと同じです。
また・・・
このブログでは、一般的に適用できる考え方を簡潔な一文にして伝えるように工夫しているので参考にしてもらえると嬉しいです。
少しでもよいので毎日続ける
伸びる人はチェスをやめていません。
やめた時点で成長は止まってしまいます。
たとえわずかでも良いのでチェスに触れ続けることが成長の基礎になります。
タクティクスを1日1問解くだけでもOKです。
成長が感じられなくなっても、とにかく続けることが大切です。
チェスの上達は目に見えないところで進んでいきます。
指したことのない手を試してみる
チェスをある程度指すようになると、特に序盤などは似たような指し回しになり変化がなくなります。
そんなときは、あえて指したことのない手を指してみることで自分の手の幅を広げる冒険をしましょう。
対局後にそれが良かったのか確認し、
もし良い手だったら・・・自分の手を広げることができます。
良くない手だったら・・・対局で体験したことで記憶に残ります。
新しいものを試してみるという姿勢が成長につながります。
現状を変えるための一歩としておすすめの方法です。
さいごに
少しずつ新しいものを取り入れたり工夫をし、継続すれば、徐々に自分の平均パフォーマンスが上がっていきます。
チェスは「上下に変動を繰り返しながら時間をかけて伸びるもの」だということを覚えておきましょう。
また、上達するにつれて成長速度が緩やかになっていくものでもあります。
焦らずに着実に積み重ねることが大切です!