はじめに

「白マスビショップは黒マスには影響を与えられない」と思い込んでいませんか?
実は、間接的に黒マスにもプレッシャーをかける方法があります。
今回はそんな「ビショップのちょっとした秘密」を紹介します。
白マスにいるナイトを狙う

白マスにいるナイトは、駒の利きがすべて「黒マス」です。
白マスにいるナイトをピンしたり、交換することで、黒マスへの相手のコントロールを弱体化できるわけです。
「間接的に」ですが黒マスに支配に活用できることがわかります!
初級者あたりの方は、あまり意識したことがない人も多いのではないでしょうか?
どんな場面で活用できるか?

●オープニングによっては、1つの色に対してのコントロールを重要視するものがあります。
例えば、イングリッシュオープニングや、ニムゾラーセンアタックなどです。
相手ナイトを取り除くことで、特定の色を有利に使おうとする狙いがあります。
「ビショップをナイトと理由なく交換しないこと」がチェスにおいては重要ですが、「相手の特定の色の支配を弱める」といった明確な理由があるなら交換を検討する価値があります。
(少し関連)エクスチェンジサクリファイス
ルークを使ってエクスチェンジサクリファイスをすることで、相手のビショップを削って相手の1色を弱体化させ、「弱い色」にする戦略もあります。
弱い色については以下の記事で解説しています。
さいごに
ビショップは1色のマスにしか動けませんが、使いようによってはその色の制限を超える使い方ができます。
「白マスにしか動けないから黒マスには関係ない」と思わずに、間接的に黒マスに影響を与えることを考えてみましょう。
別の色への影響を活用できるようになれば、「チェスがわかってきた!」と思える瞬間が来ると思いますよ。😊
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