はじめに
チェスサイトであるChessTempoの役に立つ機能を紹介します。
基本無料です。
Chess.comやLichessを使っている人も試してみませんか?
オープニングトレーニング
自分が登録したオープニングについて、問題形式でトレーニングができます。
training>opening trainingを選択。
「1つのオープニングに対していくつかの分岐を設定したPGN」を登録すると活用しやすくなります。
「覚えたい手順があって、分岐も覚えたい」という人におすすめの機能です。
<登録した手順通りに指せれば正解となります。>
オープニングの登録の仕方
1:
NEW REPERTORIEをクリック。
2:
・Repertoire name に好きな名前を入力。
・Repertoire colour で白番か黒番どちらのオープニングか選びます。
・import from PGNを使えばPGNファイルを読み込ませてすぐに登録できます。
・PGNファイルを読み込ませず、この後に手動で登録することも可能。
・手動で登録したい場合はcreateで作成。
3:
登録できました。
使い方
トレーニングしたいオープニングを選択>TRAINを押す。
最初はこのように矢印が出ますが、一度練習したポジションは矢印なしとなります。
Guess the move
過去の名プレイヤーの対局において、「好手」を予想するゲーム。
Training>Guess the moveを選択。
・実際に指された手に一致しなくても好手ならOK。
・無料なら2ゲーム分できます。
・難しいので、できなくても悩む必要はありません。
タクティクス
問題を解く
エンドゲーム以外のタクティクス問題です。
Training>Chess tacticsを選択。
・無料で1日何問でも解けます。
・難易度はDifficultyで変更できます。(Easy/Medium/Hard)
・問題の種類はCHANGE SETから変更できます。
・正解・不正解でレートが変動します。
・他サイトにない問題カテゴリがあります。
問題の見直し方
チェスエンジンの場所が若干見つけにくいので解説します。
1:エンジンを使って見直す場合、三本線のマークをクリック。
2:view in databaseをクリック。
3:Engine Analysisをクリックし、GOをクリック。
最善手を確認できます。
ちなみに「Komodo」はチェスエンジンの一種です。
補足:
問題の結果画面の左にはこの問題を解いた人たちのコメントがあります。(英語ですが)
答えに納得ができない時、理解の助けになることもあります。
エンドゲーム
エンドゲームの問題を扱ったモード。
Training>Chess endgamesを選択。
・無料のメンバーだと1日2問まで。
・課金すれば制限を緩和 or 無制限にできます。
対局
対人対局ができます。
Playing>Play chess onlineを選択。
・すでに準備中のプレイヤーを選択すれば、表示通りの条件で対局がすぐ始まります。
・または、create challengeで自分で対局を作成して待つこともできます。
データベース
Lichessのような感覚で、各ムーブの勝率の統計データを確認できます。
Database>Chess game databaseを選択。
例えば1…c5を指した時の結果は・・・
白勝ち:ドロー:黒勝ち=36.1%:33.1%:30.7% と分かります。
プレイヤーのデータを調べる
知りたいプレイヤーのデータを調べられます。
Database>chess playersを選択。
将棋のプロ棋士、羽生さんのチェスのデータを調べてみました。
そのプレイヤーの多数の対局がまとめられています。
分岐を確認できるので、特定のプレイヤーに興味がある場合面白いと思います。
FIDEレーティングの推移も確認できます。
メンバーシップ(課金要素)
無料のメンバーシップに加えて、3つの課金プランがあります。
公式のこちら参照。
内容は変わるかもしれないので、よくご確認ください。
さいごに
●chesstempoは他のサイトにない機能があるサイトです。
・オープニングトレーニング
・Guess the move
など試してみてはいかがでしょうか?
●タクティクスについては問題のテーマを指定できるので、chess.comのタクティクス問題の代わりに使うのもおすすめです。
無料で何問でも練習できます!😊