はじめに
タクティクスをテーマごとに解くメリットは、連続して同じテーマに触れることでパターン認識力をつけられる点です。
<同テーマで解き続けると自分なりの公式をつくりやすい>
多くの問題を解く
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共通するポイントを肌で感じられる
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自分なりの公式にする(メモしておくのもおすすめ)
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さらに解いて気づきやすくなる
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実戦でも見つけられる
ブランダーを減らすのにも役立つ
1つのテーマに習熟すれば、自分が攻める時に指さないほうが良い手に気づけます。
例えば、「インタフィアレンス(妨害)」の場合、タクティクスを成功させるのに「相手の離れた駒が遠くから守られていること」がタクティクスの存在するポイントだと知っていたとします。
自分の手を指す時に、
「別の駒で遠くの駒を守る時にはインタフィアレンスされる可能性がある」
と注意ができ、事前の確認によりブランダーを減らせます。
ブランダーの可能性に敏感になるので実力アップに役立つことがわかります。
どんなときにテーマ別に解くのがおすすめ?
テーマ別に解くのがおすすめな時は:
・何を学べがよいかわからないとき
・やれることはやりつくしたと感じているとき
・特定テーマを深堀りしたいとき
などです。
思わぬ収穫がある
中級者あたりになると、「タクティクスも一通り分かるし、個別に解かなくてもいいかな」と思いがちです。
そんな人ほど、テーマごとにタクティクスを解いてみるのをおすすめします。
特定のテーマの問題を繰り返していくと、思いもしなかったポイントを発見できます。
テーマ別で練習できるサイト
以下にテーマ別で練習できるサイトを紹介します。
Chess.com:カスタム問題のページ
Lichess:問題のテーマのページ
ChessTempo:チェスタクティクスのページ
※chess.comは無料でできる問題数に制限があります。
さいごに
解く問題が1つのテーマだけとわかっていれば、タクティクスを解く時の負荷も若干軽くなります。
チェスの勉強をしたいけど、できるだけ負荷をかけたくないな・・・と思った時は、
テーマ別のタクティクスを数問だけ解くというのも、チェスを細く長く続けていくうえでよい選択肢になるのでおすすめです。😊