はじめに
今回は本ブログ、「ニモのチェスブログ」のアクセス解析から、どんな属性の人がチェスに興味を持ってくれているのか分かったので紹介したいと思います。
年代
まずは年齢別に見てみました。
※17歳以下のデータはなかったので、もしかすると18-24には17歳以下のデータが含まれているかもしれません。大まかな傾向として見てもらえればと思います。
大部分は18~24歳の学生~社会人になりたての人が半数を占めていました。
年代が上がるにつれて割合が減少していきます。
個人的推測:
・若い年代のほうが様々なメディアからチェスという単語に触れる機会が多く、興味を持つきっかけになっているのではないか。
・大学生になってから or 社会人になってから、何か新しいことを始めてみたいという人が多い可能性。
・年代が上昇すると新しいことに挑戦しにくくなるため、年齢とともに興味から行動に移す割合が減少しているのではないか。
性別
次に性別の割合で見てみました。
女性はかなり少ないのではないかと思っていましたが、約30%は女性だということで少し驚きでした。
興味を持っている方が比較的いるようです。
個人的推測:
・「ゲーム プレイ人口 男女比」のGoogle検索結果によると「国内のゲーム人口における男女比率は、7:3~8:2程度」とのことなので、それを考えるとチェスの男女比は妥当な割合かと思います。
若い世代が興味をもっていることについて
若い人がチェスに興味を持っていると、そのなかからタイトルを取ってくれる人が出てくるのではと期待したくなります。
日本にいても良さそうなGMの人数を計算してみました。
記事タイトルからちょっと離れますが、参考まで。↓
日本にいても良さそうな日本籍のグランドマスターの数
日本籍のグランドマスターがいないのは寂しいなと思って考えてみたことです。
チェス人気が世界の平均程度あったらどれだけグランドマスターがいるはずなのか・・・?
世界の人口は約80億人。
日本の人口は約1.2億人。
世界のグランドマスター(GM)の人数は約2,000人。
日本のグランドマスター(GM)の人数は0人。
日本にいても良さそうなGMの人数:
2,000 x (1.2/80) = 約30人
ということで人口比率から考えると30人くらいは存在していても良さそうです。
グランドマスターの人数が多い国はヨーロッパ・ロシア・アメリカが大部分で、チェスの人気の程度に加え、アジアと比較して移動が比較的容易なことも関連していそうです。
一方で対局のための渡航費などを考えると日本からヨーロッパ・アメリカへの移動がさらなる足かせとなっていると考えられます。
※ちなみに日本の近くでは中国に38人、韓国に1人、台湾に1人グランドマスターがいます。
さいごに
アクセス解析により、どのような人がチェスに興味を持っているか知ることができました。
「若い世代が継続的に興味を持ち続けるとすれば、時が立つにつれてチェスのプレイ人口も徐々に増えていくのでは・・・?」という希望を持てました。
チェスは日本ではまだまだマイナーですが、若い世代がフィジカルスポーツのように世界で活躍し始める時代が来るかもしれません。
野球の大谷のような存在が日本のチェス界で誕生する可能性もあります。
チェスの世界選手権に日本人が挑戦し、それを応援できる未来を期待したいと思います!