はじめに

手の候補を考えるときには、様々な手を考えますよね。
タクティクスがある局面を考えると思考が入り乱れて、
「結局頭の中がごちゃごちゃになってわからない!」
なんてこともあるのではないでしょうか。
そんなときにチェック、キャプチャー、スレット(※CCTと略されます。)の考え方を使えば、考える流れを整理できます。
タクティクスを見つけたり、読み切る助けになります。
CCTとは?
●CCTは、Checks, Captures, Threatsの略です。
1:Checks(チェック)
2:Captures(キャプチャー、駒を取る)
3:Threats(スレット、脅威を与える)
●「チェック、キャプチャー、スレット」の順で手を読んでいくと良いと言われています。
強制力のある「チェック」から読んでいきましょう。
相手が取れる選択肢をせばめられ、読みの手間・ミスを減らせます。
実際にやってみましょう
実際にタクティクス問題を解く時に使ってみましょう。
優しめの問題で考えてみます。
例1:まずはチェックを考える
問題:黒の手番です。

1:まずチェックを考えてみましょう。
→チェックを3通り見つけたとします。

・この手はチェックできますが、タダで取られてしまいます。

・この手では、ビショップは取れましたが、キングに逃げられました。

・g2のマスでチェックする手がチェックメイトになるとわかりました。
ビショップによってクイーンが守られています。

例2:チェックがだめならキャプチャを考える
問題:白の手番です。

1:まずチェックを考えてみましょう。
チェックは2つ考えられます。

・1つの手を最後まで読みます。
どちらの手も、相手にタダで取られるだけのようです。(緑の手で取られる。)

2:キャプチャを考えます。
→ビショップかポーンを取れそう。

ビショップを取った後、相手に取られますが・・・

・1手進むごとに、再び「チェック→キャプチャ→スレット」の順で確認します。(重要!)
チェックを考えると、フォークを見つけられました。

例3:キャプチャもだめならスレットを考える
問題:白の手番です。

1:まずチェックを考えてみましょう。
→白はどの駒を使ってもチェックできません。

2:キャプチャを考えます。
→ポーンを取れますが、ルークを取られるので単純に損です。

3:相手に脅威(スレット)を与える動きを考えてみます。
→「相手の駒を狙う手」、「2連続で動けたらチェックメイトや駒得できる手」などが脅威(スレット)と考えると、見つけやすいかもしれません。
例えば、以下の赤の動きが考えられます。

スレットをそれぞれ見ていくと・・・
ビショップをルークで狙う手は、その後どちらかのビショップが逃げてももう一方をタダ取りできると読めました。

さいごに

●実戦では、どこでタクティクスが現れるか教えてくれません。
まずは、タクティクス問題を解く時にCCTメソッドを試してみましょう。
タクティクスがあるとわかっている問題で、慎重に「チェック、キャプチャ、スレット」の順で読んでいきます。
タクティクスがあるとわかっている状態+時間をかけて答えられる状態になるのが最初の一歩です。
まずは基礎を固めましょう。
●大まかに以下のようなステップが考えられます。
1:タクティクスがあるとわかっていて、時間をかけて解ける
→タクティクス問題での練習
2:タクティクスがあるとわかっていて、素早く解ける
→パズルラッシュ、パズルストームでの練習
3:タクティクスがあるとわからなくても見つけられる
→対局
対局と練習を並行してやるのがおすすめです。
●タクティクスがからみそうな局面での考え方を解説しました。
チェスにおいて、「チェック、キャプチャー、スレット」は有名な考え方の1つです。
練習・実戦の両方で活用してみてください!😊
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