【チェス】弱い色を攻めよう!

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この記事を読むとわかること

・弱い色とは何か
・弱い色に付け込む方法
・弱いマスをつくらせる方法

弱い色とは?

弱い色とは、駒によりサポートを受けにくい色のことです。
特にポーンやビショップで守れない場合、弱い色となります。

<弱い色の例>
ポーンや白マスビショップでは黒マスを守れません!
黒マスが弱い色になっています。

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弱い色を利用する方法

相手の弱い色にピースを配置する

相手に弱いマスがあれば、そこへ自分のピースを配置しても攻撃を受けにくくなります。
相手が特定の色にポーンを集めているとわかったら、利用できないか考えてみましょう。

<黒マスへのピースの配置>
相手は黒マスビショップがいれば黄色部分を攻撃できますが、下図では黒マスビショップがいないので守れません。
ポーンでも守れますが、下図ではすでにポーンが前進しているため黒マスを攻撃できません。

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相手のビショップの逆色を攻撃する

相手のビショップとは逆の色を攻撃するのが有効です。
相手はビショップを守りに使えません。

<相手のビショップがいない色を攻撃する>

相手の弱い色を守るビショップを取り除く

・相手の黒マスの弱点がある
・こちらに黒マスの弱点がない

→黒マスビショップ交換を検討しましょう。

<相手に黒マスの弱点がある例>


こちらの黒マスビショップで相手の弱い黒マスを利用することはできなくなりますが、他の駒(Q・R・N・K)が黒マスを比較的安全に利用しやすくなります。

他のピースを弱い色に侵入させて相手陣に侵入しやすくなります。

<相手は黒マスを守るビショップがいない>

弱い色を作り出すアイデア

ポーンを使う

ポーンを使って相手に弱い色をつくる方法もあります。
下図では、前進すると黒マス(f6, h6)が弱くなります。
※h6と取っても弱点は発生します。

チェックメイトの脅威を相手に見せる

単純なチェックメイト狙いに見えるかも知れませんが、スレットは相手の弱点を誘発させるのに有効です。
<相手の弱点を誘発する例>


黒番がg5によりブロックしてチェックメイトを防ぐ場合、キングの前の黒マスに弱点ができます。(赤丸部分)
ナイトやクイーンなどのピースが侵入できるので攻撃しやすくなります。

特定の色を守るナイトを交換する

特定の色を守っているナイトを交換するのも1つの手です。

ビショップやポーンだけが特定の色を守れるわけではありません。
ナイトはどちらの色も守れます。

しかし、ナイトはどの色を守れるとは言っても、守りの配置をするのに何度も動かして適切な位置に置く必要が出てきます。

その配置改善のためのルートが自分の駒や相手の駒で移動不可能になっていれば、弱い色のままある程度の期間残すことができます。

弱い色についてのTips

同じ色にポーンを集めると、異色が弱点になる

以下の画像での弱点は・・・

黒番:白マスにポーンを集めているので黒マスに弱点が発生します。
白番:黒マスにポーンを集めているので白マスに弱点が発生します。

同じ色にポーンを集めると、異色が弱点になることを覚えておきましょう。


弱点と同色のビショップはポーンの弱点を補完するのに役立ちます。
逆にこのビショップが欠けると白マスが弱くなるので注意しましょう。


ポーンプッシュは弱点を作り出します。

弱い色を作らないように「本当にポーンを進めて大丈夫か?」と確認してから前進させるか判断しましょう。

自陣に見た目では弱点があっても利用されなければOK

弱い色があるとわかっていても、自陣に見た目では弱点があっても利用されなければ問題ありません。

すぐに利用される可能性の低い弱点 or 利用される可能性のない弱点は一旦無視してもOKです。

過剰に自分の弱い色を心配して、そこを守る手を指すよりもアクティブに相手に脅威を与える手を指しましょう。

相手の弱い色を解消する手を許さない

相手には弱点をできるだけ持たせておきたいので、カウンタープレイを許さないことが大切です。

弱点を解消できる手を相手が指せる場合は、それを防ぐ手を考えてみましょう。

すぐにチェックメイトには繋がらなくても、相手のできることを減らせるのでじわじわと優勢にもっていくことができるでしょう。

さいごに

今回はマスの色に注目して相手の弱点を利用する方法を見ていきました。

色の守りを決めるのはポーンとビショップが主役です。

「ポーンの配置は弱点を作らないか」
「ビショップを交換するとその色に弱点にならないか」

を相手の手・自分の手の両方で注目するようにすると一歩進んだ見方ができるようになります。

初心者のうちはここまで気にするのは難しいと思いますが、ある程度チェスを指すようになってからレベルアップしたいと思ったときに取り入れてみてください。

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