【チェス】ピンを使った攻め方・ピンからの守り方 13選

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はじめに (★は基本)

ピンを使った攻め方、守り方を複数答えられるでしょうか?

ピンはチェスにおいて最も重要なタクティクスの一つなので、ピンをうまく使えば相手を上回ることができます。

ピンへの理解を深めましょう。

※初心者の方は★の付いている項目だけ見てもらえればOKです。

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ピンを使った攻め方

ピンしたピースを攻撃する★

ピンをしたピースは基本的に動けないので、ただの攻撃を受けるだけの的になります。

ピンをしたピースに攻撃を集中させて、駒得を目指しましょう。

<ピンされたナイトにルークで追加の攻撃>
・ピンされて動けないナイトをポーンで攻撃。

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攻撃しているピースをピンする

「ピンしたピースを攻撃する」の順番を逆にしたパターンです。

攻撃しているピースをピンすれば、ピンを発生させて逃げられなくしつつ攻撃を追加できます。

<例1:ルークでピンを追加>
・絶対ピンなので相手のビショップは動けません。


<例2:ルークでピンを追加>
ルークで絶対ピンなので、相手はこちらのクイーンを取れません。

絶対ピンした駒が取れないマスを見つける

絶対ピンをしたら、相手が攻撃できなくなったマスを見つけましょう。

「青丸の部分には入れる」と分かっていれば、攻めの際に利用できます。

<青丸部分は絶対ピンのためポーンで守られていない>
・自分の駒を置けると考える。


これを利用すれば、ピンされた駒が守っているように見える駒を狙うこともできます。

忘れがちなピン

ルーク、クイーンでのピンは比較的忘れがちです。

<ハーフオープンファイルのルーク>
aポーンがピンされている。
青丸のナイトは守られていない。


<クイーンによるピン>
赤丸のポーンは動けないので、青丸のポーンは守られていない。

ビショップでルークを絶対ピンしている時

ビショップでルークをピンしている状態ではすぐ取りたくなりますが、一旦落ち着きましょう。

ピンされた状態ならルークは逃げません。


ルークへのピンが維持されたままこちらの手番になったら、さらなる駒得ができる可能性があります。

ルークとビショップを交換してしまうと・・・

5-3=2点

ですが、

2つ目の攻撃駒を追加できれば、ルークはタダ取りできるので

5点

の得になります!

<攻撃駒を追加してルークのタダ取り>

ピンされた時の守り方

ビショップでアンピン★

ピンされたときの基本の対処方法です。
非常によく使います。

ビショップをピンされた駒の後ろに回すことでアンピン(ピンの無効化)ができます。


ナイトを動かしたあとに相手にビショップを取られてもクイーンで取り返せるのでポイント的にプラスマイナス0です。

ナイトを取られた後にポーンで取り返すとダブルポーンとなるので、それを防ぐための動きです。

ナイトで補強

ナイトで取り返す準備をすると、後ろにいるクイーンは自由に動けます。
f6のナイトを取られても、もう一つのナイトで取り返せるのでポーン構造が乱れません。

キャスリングで逃げる★

キングへの絶対ピンは、クイーンサイドにダブルポーンができるのを許容できるならキャスリングでピンの状態から逃げられます。

ポーンで追い払う★

キャスリングしていないなら、ポーンでビショップを追い返してピンを解除する方法もあります。


h3, g4と順に突けばOK。 ※gif

ピンしてくる駒を攻撃する

ピンしてくる駒をピースで攻撃すれば、ポーン構造を乱さずにアンピンができます。

<ナイトをg3に移動すれば、相手のビショップはピンを維持できない>

タクティクスによるアンピン

特にクイーンへのピンの場合、ピンに構わずナイトジャンプを考えてみましょう
クイーンを失う代わりにチェックメイトや、トータルでの優位を得られるときがあります。

<一見f3のナイトが動くとクイーンを失うだけに見えるが・・・>


相手がクイーンを取るとチェックメイトにつながります。
続きは下のボードを進めて確認してみてください。

ピンされた時の駒損を防ぐ1

ピンされた駒で後ろの駒を守ります。


ピンされたビショップでルークを守ることで、ピン状態を回避しつつ駒損も防げます。
ナイトでも同様の動きができます。

ピンされた時の駒損を防ぐ2(難しめ)

ナイトが逃げられず、絶体絶命ですが、うまい手で回避できます。


ピンされた駒の後ろの駒で他の駒に攻撃します。
このときにピンされた駒で守っているのがポイント。

結構複雑ですが、「ピンされた駒の後ろの駒で攻撃」と考えると覚えやすいです。

<デコイ:後ろの駒で攻撃>
ナイトを取るとクイーンがタダ取り。
黒のクイーンが取られても、ナイトで取り返せるのでナイトが助かります。


「ピンされた駒を攻撃された=終わり」ではないので、これらの回避方法が使えないかチェックしてみましょう。

ピンを使った守り方

相手のポーンを絶対ピンすると、ポーンは動けないのでナイトは取られません。

さいごに

ピンはチェスのタクティクスを成功させるうえでとても良く出てくる動きです。

攻めや守りでかなり活躍するので、ピンを活用できる場面を1つでも多く見つけられるようになれば、ゲームを有利に進められるようになります!

初心者のうちは「ピンした駒を攻撃する」ことを特に意識しましょう。

駒得できる場面が増えるはずです!

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