【チェス】パスポーンの力 5つの例

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はじめに

パスポーンはいろいろな使い道があります。

進み具合によってはピースよりも価値を持つこともあります。

パスポーンを活用して対局を有利に進めましょう。

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パスポーンとは?

パスポーンとは、同じファイルや隣のファイルに、進行を止める相手のポーンがいないポーンのこと。

<青がパスポーン>
相手のバックランクまで進むのを相手はポーンで止められない。
赤のポーンは隣のポーンを止められない。

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パスポーンの強いところ

パスポーンは、主にプロモーションの脅威があるのが強い点です。

プロモーションするとクイーンになれるので、相手は阻止を狙ってきます。

パスポーンを進めると相手のピースはプロモーション阻止のためにひきつけられ、相手がしたい動きが制限されます。

チェスにおいて相手のしたい動きをさせないことは、有利になるための重要なポイントの1つです。

駒を引きはがせる

プロモーションの脅威によって相手の守りを引きはがすことができます。


クイーンを作られたくないので、相手はパスポーンを取るしかありませんでした。
ルークを取れました。

相手はパスポーンより後ろの駒を取りにくい

プロモーションの脅威によって、プロモーションを止めている駒はパスポーン後ろの駒を取りにくくなります。

一見ビショップがタダですが・・・


ビショップを取ると、プロモーションされてしまいます。


したがって、ビショップは取れません。
ルークを取れました。

他、様々なタクティクスが生まれやすいです。
価値のある駒のサクリファイスも考えられます。
プロモーションできればクイーンを作れるため、ポイントを取り返しやすいからです。

前線のピースのサポートができる

前線のピースをポーンで守ると、取られにくくなります。

特にビショップと連携すれば、お互いを守り合うことができます。

以下の例ではプロモーションも後2マスなので、相手はかなりやりにくくなります。

パスポーンの位置によってはチェックメイトのサポートの役割も果たします。

相手のピースの行動制限ができる

パスポーンはピースでとめる必要があります。

ピースでポーンを止めようとすると、相手は好きな位置にピースを配置できなくなります。

消極的な位置に配置せざるを得なくなります。

チェスは配置によって有利不利の差がつくゲームです。たった一つのピースが消極的な位置にいるという小さな違いが勝ち負けに影響してきます。

<プロモーションを阻止する役割によって動きが制限される>
クイーンで止めると、有効に攻めに使えなくなる。
ポーンを前進させるほど、相手は選択肢が限られてきます。

連結パスポーンでキングを釘付けにできる

連結パスポーン(connected passed pawn)は、キングだけでは止めるのが精一杯になります。

後ろのポーンを取って、その前のポーンを取ろうとすると前のポーンが進むのでプロモーション確定です。

<連結パスポーン>


後ろのポーンを取ると前のポーンを止められません。
また、連結パスポーンから離れられなくなります。

パスポーンの弱点

パスポーンは自分のポーンによって守られていないと弱点にもなります。

相手の攻めのターゲットになりうるので注意しましょう。

パスポーンをプッシュするタイミングが重要です。

<進むとポーンによって守られなくなる時は注意!>

練習できるサイト

Chess.com

カスタム問題の中のプロモーションでは、パスポーンが関わるものについて集中的に練習できます。

さいごに

たった1つのポーンでも、前進させていけば脅威を作り出せます。

よいタイミングでのプッシュは戦略的にも戦術的にも大きな力になります。

パスポーンをつくれたら、「ここでプッシュしたらどうなる?」と常に前進させる可能性を考えてみましょう。

勝利に近づくプランを生み出せる可能性があります!

ここまで読んでいただきありがとうございました。😊

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