【チェス】駒の活用法(ナイト・ビショップ・ルーク・クイーン)

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ナイト・ビショップ・ルーク・クイーンを最大限使いこなす方法を知れば、攻め・守りを一層強化できます。
新しいアイデアを取り入れて、相手よりうまく駒を配置・活用できるようになりましょう。

ナイト

ベストな初期展開位置

ナイトの初期展開位置は、基本的に四隅から斜めに2マスの位置がベストです。
理由としては:
・中央をおさえており、相手のポーンやピースに圧力をかけられるため。
・利きが8マスあるため。


盤面の縁では支配範囲が半減してしまいます。
「四隅から斜めに2マスの位置」に基本は動かすことを考えましょう。
(「四隅から斜めに2マスの位置」に動けないときは他の選択肢を探す必要があります。)

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アウトポストのナイトは強力

簡単にナイトを攻撃されない位置に置くことができると、相手への脅威になります。
詳しくはこちらのページの「項目:拠点(アウトポスト)を見つけ、ナイトやビショップを配置する」で説明しています。
この動きを実行できれば一歩成長した実感を得られるはずです!

クイーンとの連携でチェックメイト

縁にキングを追い込めば2つの駒だけでチェックメイトでき、強力です。


ナイトがチェックしつつキングの逃げ道を消しています。


クイーンでチェックメイト。

ルークとの連携でチェックメイト

キングを四隅に追い詰めたとき、ルークとの連携で力を発揮します。
このチェックメイトはアラビアンメイトと言います。
クイーンがない場合のチェックメイトパターンとして覚えておくと便利。

ビショップ

ピン

ピンとは、価値の低い駒(ピース)を攻撃しつつ、その射線の先に価値の高い駒がある状態を言います。
前にある価値の低いピースを逃がすと後ろのクイーンが取られてしまいます。

チェスにはピンに関係するタクティクスがたくさんあります。(こちらでもいくつか紹介しています。)
特にビショップは序盤からピンのためによく活用されますので使い方に慣れていきましょう。

ダブルビショップの威力

1つのビショップだけだと、例えば下の赤矢印のように抜け穴があります。しかし・・・


<ダブルビショップのメリット>
・ビショップの攻撃の壁によってキングを閉じ込めることができる。
・ダブルビショップによってダイアゴナル(斜め)を効率的に支配できる。

特にオープンになりやすい後半でダブルビショップは非常に有用なので、序盤で「ビショップをナイトと交換しようかな?」と思ったときは、「本当に交換する価値があるのか?」と一度考えるようにしましょう。

ナイトを無力化できる

下の図のようにナイトの行き先をカバーして動けなくすることができます。
以下の例ではどこに跳んでもビショップにキャプチャされてしまいます。
邪魔なナイトがいるときはこれを使うと問題が解決するかもしれません。

ポーンとビショップでお互いを守ると堅い

ポーンの価値は1、ビショップの価値は3です。
そのためクイーンやルークが相手にしにくい組み合わせです。
ナイトにはないメリットです。


チェスが強くなる人の本

ルーク

7thランクのルーク

7thランクのルークは相手のポーンをキャプチャする脅威になります。
ポーンが守られていない場合は左右に動いてポーンを大量に取ることができます。

チャンスが有れば狙うべき動きです。

↓以下の記事で7thランクのルークの活用法をもう少し深く紹介しています。

エンドゲームでのキングの行動制限

エンドゲームではキングを使わせず閉じ込める役割も果たします。

<例:エンドゲームでのキングの行動制限>
キングに邪魔されず安全にポーンをプロモーションできます。

ハーフオープンファイルでのルークのピン

ビショップによるピンは非常によく使われるので意識しやすいですが、ルークによるピンは忘れがちです。
例えばルーク前のポーンがいなくなれば、正面のポーンをピンした状態になります。

<例:ルークによるピン>
Nxg5とポーンを取っても相手はナイトを取り返せない

X-rayでバックランクを守る

以下のようにバックランクを攻められたとき、ルークで取ってしまうとチェック・メイトされてしまいます。

しかし、別のルークをバックランクに持っていくことでお互いを守らせつつバックランクメイトを防ぐことができます。敵の駒の先をルークが守っていることから「X-ray」と言います。

クイーン

後ろへの利きは見逃されやすい

相手の駒が正面から狙っている攻撃は気が付きやすいですが、後ろから狙われる場合は見落とされることが比較的多いです。

相手のクイーンやビショップが後ろから狙っていないか、自分が攻める際にも注意するとブランダーを減らせます。

パーペチュアルチェックで引き分けに持ち込める

ピースのポイントでは完全に負けており、絶望的に見えますがクイーンの力で引き分けに持ち込めます。

斜めのチェックを繰り返すだけで3回同形で引き分け。(Qh5+とQe8+の繰り返し)
完全に勝ち目がないとき、パーペチュアルチェックを狙うのも立派な戦い方の一つです。

最もチェックメイトする能力が高い

クイーンはチェスのピースの中で最もチェックメイト能力が高いです。
攻めている際に相手から交換を持ちかけられた場合は安易に交換に応じず、クイーンを使った攻めを継続することが重要です。

クイーンの機動力

下の画像を見てください。
白番のキングに対して、クイーンによって簡単には有効なチェックがかけられないように見えます。

しかし、クイーンの機動力を活かして縦に斜めに2手動かせばキングを脅かす位置に到達できます。
一見思った場所に動かせなさそうでも、縦横斜めに動ける能力を思い出して経路を再考すると打開策が見つかることもあります。

さいごに

チェスは取ったピース(駒)を使えないので、いかに盤上のピースを活用するかにかかっています。
ピースの使い道の引き出しを増やすことは、対局を面白くするための一歩です。

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