セブンスランクのルークとは?
セブンスランクのルークとは、7thランク(黒番のポーンが並んでいる行)にいるルークのことです。
言い換えれば相手のポーンの初期配置の行にいるルークと言えます。
黒番の場合はセカンドランクに侵入したルークのことです。
セブンスランクのルークのどこが強い?
ルークだけでチェックメイトできる
例1:
相手のルークの位置次第ではルークだけでチェックメイトできます。
このように相手ルークがキングの逃げ道を邪魔しているのがポイント。(※例1のgif)
例2:
キングが横に動けるスペースがあってもチェックメイトができる場合があります。
ルークを端まで持っていけば、キングはチェックメイトを避けられません。
セブンスランクで逃げ方を間違えるとチェックメイトに至るので、よく確認して動くことが必要です。
※例2のgif
初期位置のポーンを取りやすい
左右にターゲットになるポーンが多いのでキャプチャできるチャンスがあります。
ルークを2つ配置できれば強力。
ポーンやビショップでサポートしてチェックメイト
例1のようにルークだけで攻める思考に陥りやすいですが、他の駒と連動して攻めるとチェックメイトできる可能性が広がります。
・この局面では、ルークでチェックするだけだとチェックメイトできません。
ポーンでルークをサポートすることで、Rh8によりチェックメイトできるようになります。
ビショップなど他の駒でセブンスランクのルークを守るのが強い手です。
ルーク以外の駒も展開して攻撃参加させる
「ポーンやビショップでサポートしてチェックメイト」という具体的な攻撃でうまくいかないときのために、すぐにチェックメイトを狙わない着実なピース展開によって攻撃手段を整えることも重要です。
具体的な攻撃方法を思いついたときに、それに固執して同じ狙いを継続してしまうことがあります。
別の攻撃方法を考えることが頭の中から抜けてしまっている状態です。
チェックメイト狙いでない時でも、他の駒をできるだけ攻撃に参加させることが大切です。
エンドゲームでキングの行動を制限できる
エンドゲームではキングを有効に戦力として使うのがチェスのポイントの1つです。
セブンスランクにルークを配置できれば、相手のキングをバックランクに閉じ込めることができます。
セブンスランクにルークを2つ置くために
相手が交換を狙ってセブンスランクにルークを2つ置かせない狙いのときに使える方法です。
一旦チェックしてルークで守らせた後セブンスランクに戻れば、2つのルークを並べることができます。
工夫次第でセブンスランクに2つルークを並べられることもあります。
セブンスランクの脅威から逃げられるときもある
セブンスランクのチェックメイトから逃れられる時もあります。
<危険な状態ですが・・・>
キングを自分のルークのファイルに移動したことで助かりました。
さいごに
セブンスランクのルークは相手のポーンやキングへの脅威になるので、狙える時は積極的に狙っていきましょう。
逆に自分のセカンドランク(自分のポーンの初期配置の列)へ侵入されないように注意する必要があります。
攻守ともに大きなポイントとなる動きなので、ルークの動向をよく見ておくとチャンス・ピンチに気付きやすくなるでしょう。