はじめに
チェスはストックフィッシュという最強のエンジンがありますが、
その評価値だけで手の良し悪しを判断していませんか?
ここでは勝率を参考にするメリットを紹介します。
結論
評価値、勝率の両方を使って指す手を検討するのをおすすめします。
以降で補足・解説します。
評価値は「人間による良い手の見つけやすさ」を考慮していない
評価値が高いからと言って、人間が指しやすい局面であるとは限りません。
同じ評価値の2つの局面があったとします。
・良い手が複数ある局面
・良い手が1つしかなく、見つけるのが人間的には難しい局面
どちらが人間的に指しやすいでしょうか?
もちろん良い手が複数ある局面ですね。
評価値が同じでも、局面によって良い手の見つけやすさは異なります。
勝率を参考にしましょう
Lichessで表示される勝率のデータは、多くのプレイヤーが最終的に勝ったか負けたか表す勝率の統計データです。
勝率を参考にすると、人間的に指しやすい手を見つけやすくなります。
その局面の正しい手順を知らなくても、自力で良い手を見つけた人の結果も反映されているからです。
「評価値+勝率」で判断する
評価値だけや勝率だけを見るのではなく、両方見て手の良し悪しを総合的に考えましょう。
勝率だけを見て行くと勝率が低いからと言って、必ず自分に不利になるとは限りません。
そのライン(手順)に入った人が正しい手順を見つけることができていないだけで、実際は正しい手順をとっていけば最終的に自分が有利になれるというラインも存在します。
勝率を参考にする時の注意点
他の選択肢と比べて異常に勝率が高い手は、進んでいくとトラップ(罠)によって高い勝率となって場合があります。
トラップに頼ると実力がつかないので、トラップに頼らない手順を選ぶのをおすすめします。
さいごに
●勝率を見ることができるサイトは、Lichess(リーチェス)が一番手軽です。
すべての機能を無料で使うことができます。
使い方はLichessの使い方の記事で紹介しています。
評価値に加えて勝率も見て、指す手の改善に使ってみてください。😊