【チェス】レーキング・ビショップとは?【Raking Bishops】

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はじめに

レーキングビショップとは、一方のプレイヤーのビショップ同士が、隣り合うダイアゴナルに配置されている状態のこと。

ホロヴィッツ・ビショップ(Horwitz bishops)とも言います。

先に結論を言うと、「ビショップのラインを並べれば強い」ということです。

<レーキングビショップの例>


離れたダイアゴナルにビショップがあると、ビショップの狙いが別々の場所に分散してしまいます。

隣同士にするれば、片方のサイドへ集中して攻撃を仕掛けることができます。

<隣り合っていなければ・・・>
狙いが分散しがちです。


<レーキングビショップなら・・・>
狙いたいサイドを集中攻撃できます。


ちなみにレーキ(rake)は熊手のことです。

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レーキングビショップのメリットは?

タクティクスが生まれやすい

キングやクイーン周辺にビショップの利きが集中していることで、ピンなどをつかったタクティクスの可能性がでてきます。

例:
レーキングビショップによるピン。


キングを逃がしてもビショップの交換により駒得できます。

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グリークギフト・サクリファイス

グリークギフト・サクリファイスもレーキングビショップが関わっています。
1つだけのビショップでは成功しないタクティクスも成立します。
サクリファイスを成功させるためにレーキングビショップが役立っています。


グリークギフトサクリファイスについては以下の記事でも解説しています。

ダブルビショップサクリファイス

2代目世界チャンピオンだったエマニュエル・ラスカー。

レーキングビショップを使った有名なゲームがあります。

ダブルビショップサクリファイスを仕掛け、勝ちにつなげています。


ラスカーの対局の流れを見てみましょう。↓
レーキングビショップの威力がわかります。

弱点を突くのに役立つ

片方の色を強化しても、逆の色の弱点を突くことができます。

チェックメイトスレットを止められても・・・


狙うダイアゴナルを切り替えたりできます。


弱い色については別記事で解説しています。

さいごに

レーキングビショップは、ピースの火力を集中して攻撃したい時に役立つ配置です。

対局時には、ダブルビショップを活かす手段になります。

オープニングによってはレーキングビショップがよく出てくるものもあるので、注目してみると面白いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。😊

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