【チェス】その駒交換、実は別の駒と交換しているかも?

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はじめに

その交換、実は勘違いかもしれません。

交換相手だと思っている駒とは異なる、「別の駒」と交換している場合があります。

そんなマジックやトリックのような話があるか?と思われるかもしれませんが・・・

どういうことか3つの例で解説します。

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駒交換の勘違い

3つの例を紹介します。
交換前と交換後をよく見比べてみてください。

例1:ポーンの交換

黒のdポーンと、白のポーンの交換を考えてみましょう。

<交換前>


実際に交換すると・・・

<交換後>
赤のポーンとの交換ではなく、緑のポーンの交換だったとわかります。
ポーンは一般に中央に近い側のポーンのほうが価値が高いので、より価値の低いポーンとの交換になりました。

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例2:ナイトの交換

黒のビショップと、白のナイトの交換を考えてみましょう。


実際に交換すると・・・
ビショップと、黄色のナイトの交換だと思っていたものが、実質赤のナイトとの交換だったとわかります。
活躍していないナイトと、貴重なビショップとの交換になるとわかります。

<交換後>
交換前と見比べると、赤のナイトと青のビショップの交換だったとよくわかります。

例3:ルークの交換

向き合ったルークを考えてみましょう。

<交換前>


<交換後>
白から交換を仕掛けると・・・
オープンファイルで働いていたルークを、相手の眠っているルークと交換してしまっています。

同じ価値のピースでも、活躍しているピースを相手の眠っているものと交換するのは避けるのがチェスのコツです。

駒のポイントでは損得がないが、配置で差がつく

チェスは駒のポイントだけでなく、持っている駒の配置でも優劣がつくゲームです。

駒交換の勘違いにより、「良いマスにある自分の駒」と「相手の悪いマスにある駒」を交換すると小さな優劣がつきます。

小さな積み重ねが優劣を拡大していき、勝敗が決まっていきます。

<極端な例>
駒の数では同じなのに、評価値では+8.5となります。
駒組みだけで約クイーン1個分有利になっており、配置の大切さがわかります。

さいごに

交換したいと思っている駒が同種の駒で守られている時は特に、一旦止まって考えてみましょう。

交換後と交換前の駒の配置を比べて・・・

・自分が有利になっているか

・相手を有利にしてしまっていないか 

を確認をすればよりよい判断ができます。

駒交換の判断基準として使ってみてくださいね。😊

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