はじめに

チェスの初心者相手であれば、定石にとらわれない自由な動きをしてくることが多いです。
「定跡通りに指してこないからどうやればいいかわからない!」
「ルイ・ロペスをちょっと知ったのに、最初からぜんぜん違う動きをしてくる!どう指したらよいか分からない!」
と思う人もいるはずです。
ただ、相手が自由に指している場合、それらの手は
・隙を見せる手
・悪い手
・メリットが小さい手
の可能性があり、簡単に有利なるチャンスかもしれません。
相手の良くない動きを利用する大まかな指し方を紹介します。
ここでのポイントに従って指せば、チェスの基本に忠実に自然に有利な形で序盤を進められます。
覚えることが少ない割には大きな成果が得られる指し方です。
ポイントは3つ

よく言われるチェスの重要な3つの原則を実行するのが大切です。
・中央支配
・ピース展開
・キャスリング
上記のポイントはすでに知っている人もいると思います。
ただ、当たり前だと思いつつも無意識にスルーしている人も多いのではないでしょうか。
これを実行するだけで、自然とコマが良い位置に配置され、アドバンテージ(優位性)を得られます。
自分の対局で手を動かし、相手の隙があれば3つを実行してみましょう。
中央支配する
相手によっては、中央(センター)を支配する手をおろそかにしてくる相手がいると思います。
例:
・中央ではない端に近いポーンを突く手
・ポーンを1マスしか進めない手
そのときは・・・
シンプルに言って、2個以上のポーンを使って中央を支配するのがおすすめです。
実例を見てみましょう。
黒:中央へポーンをすすめませんでした。

白:ポーン2つで中央を支配しています。
相手がこの4マスに駒を進めてくるとすぐ取れる状態になっています。

<補足>
中央にポーンを二つ並べることで、相手はスペースが減って相手の駒を進ませづらくなります。
相手は駒を動かせる場所がいくらか制限されて、良い手をさせる選択肢が減るわけです。
一方で自分はスペースができて、ピースを展開しやすくなります。
チェスを続けていかないとちょっと実感はしにくいかも知れませんが、そんなものかと思ってもらえればOKです。
チャンスがあったら「中央をポーンを2つ以上を使って支配する」ことを狙えば、自然と良い結果に近づけるのでおすすめです。
マイナーピースを展開する
ポーンを進めることに加えて、ピース(ポーン以外の駒)を展開しましょう。
ポーンだけではなく、ピースを動かして、中央の支配に貢献させたりと、できるだけ前に中央へと駒を動かすと有利を積み上げられます。
白:ビショップを展開しつつ、中央のポーンを守っている。

初心者に近いレベルでは、マイナーピース(ナイトやビショップ)の展開をおろそかにする人が見られます。
こちらはマイナーピースなどのピース展開を進めましょう。
相手はピースの展開が遅れているので、駒展開の差があるうちに中央へ攻撃を仕掛け、戦いを有利に進められます。
補足:駒展開については以下の記事でも解説しています。
キャスリングする
できるだけ早くキャスリングをしましょう。
キングが中央にあると集中攻撃を受けやすいので、できるだけ早くキャスリングしてキングを安全にするのは重要です。
逆に相手のキングが中央にいる間に中央に向かって攻撃を仕掛けましょう。

初心者に近いレベルであればあるほど、キャスリングをするタイミングを遅らせてしまう人が多いです。
自分のできるだけ早くキャスリングをして、その後攻撃を仕掛けるようにしてみましょう。
自分のキングは安全なので攻めに集中できます。
大まかな流れをまとめると
相手の手によるのであくまで一例ですが、実際にどのように動かすか見てみましょう。
<流れの一例>
ポーンで中央を押さえつつ、ピースの展開をしていきましょう。
毎回同じ形にできるわけではありませんが、下の流れを見るとイメージが少しわいてくると思います。
ここではポーン3つで中央を支配しています。
中央支配のために主にd,eポーンを使い、cやfポーンも状況に応じて使うことを考えてみましょう。
●補足:
相手のフィアンケットビショップに対応するために、ポーンの1つは中央のポーンを支える形(例えばf3)に使う手もあります。攻守にバランスのよい手になる場合があります。
●ただ知るのとやってみるのとでは勝手が違います。
ぜひ自分の対局でも試してみましょう!
実際に自分の対局で、
・ポーンを使って中央を支配
・マイナーピースの展開を優先
・キャスリングをできるだけ早く
上記3点を心がけてみてください。
相手の出方によって、「こうやったらよいのでは?」と自分で考えながら指すと楽しめますし、学びにもなります。
さいごに

●何度も繰り返しますが、大切なのは3つのポイント知っていることに加えて、自分の対局で実行することです。
知っていても使わなければ意味がありません。
まずはだまされたと思って、もしこの3つのポイントができるチャンスがあれば積極的に狙っていきましょう。
●特に中央(センター)をポーン2つ以上で支配することは、有利にすすめるための基礎となります。
対局の序盤は特に、ポーン2つ以上で中央を支配できないか、相手の隙に目を光らせておきましょう。
3つの狙いを実現できれば、「いつもより指しやすくなった」と感じられるはずです。
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