フィアンケット(Fianchetto)とは? – メリット/デメリット/対策を解説します

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フィアンケットとは?

初期配置のナイト前のポーンを突き、そのスペースに駒を配置することをフィアンケットと言います。(青丸のところ)

よくあるのはビショップを配置することで、青丸に配置されたビショップはフィアンケットビショップと呼びます。

●フィアンケットの特徴は・・・

・ビショップは安全な位置からダイアゴナル(斜め)に攻撃を狙っています。
・ビショップはポーンの後ろに隠れることで攻撃を受けにくくなっています。
・フィアンケットビショップが入ることでポーンを突くことでできた弱点をカバーしています。

●この記事の内容は「幅広いレベル向け」の内容です。

よくわからない項目は後まわしでもOK。

「こんなのあったな」という取っ掛かりになっていれば十分です。


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フィアンケットのメリット

遠くからの圧力、他の駒との連携

●比較的安全な位置からダイアゴナル(斜め)を攻撃できます。

オープニングによっては「【オープニング名】ビショップ」などと呼ばれたりし、特定のオープニングで重要な役割を果たす場合があります。(例:ドラゴンビショップなど)

●中央からビショップを展開できない時の選択肢もなる。

●フィアンケットビショップと、逆サイドのポーン/ピースの組み合わせで攻めるパターンがある。

フィアンケットビショップの攻撃が遠くまで届いており、相手の駒に圧力をかけていれば強いビショップであることが多い。

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別のビショップとの連携

フィアンケットビショップとは別のビショップで、フィアンケットビショップと同じ色を守るナイトを排除する考え方があります。


黒マスを守るナイトが消えたので、より強くフィアンケットビショップを使えます。

黒マスを強く支配できるようになりました。

キング周辺の守りに効く

一見すると守りようがないと思えるかも。

●hポーンがない時、hファイルからクイーン+ルークのバッテリーで攻められても、実は守る方法がある。

キャスリングした後だと一見逃げ場がないように見えるが、実は一歩横にずれるだけでクイーンの侵入は止められる。

ルークを移動させてキングの逃げ場所を確保しておく。
フィアンケットビショップが上手く守っているので、「即チェックメイト」にはなりません!

抜けた穴はキングの進む道になる

●ビショップが抜けた穴が自然にルフトになるので、キングの逃げ場所を新たに作らなくても良い場合もある。

●エンドゲームでキングが前に出る時に役立つこともある。

フィアンケットのデメリット

フィアンケットビショップが欠けると侵入されやすくなる

青丸はポーンで攻撃できない。ビショップ/クイーン/ナイトなど、相手の駒が侵入しやすくなる。

フィアンケットビショップが欠けると、ビショップと同じ色のマスが弱くなり相手の駒に侵入/攻撃に利用されやすくなります。

攻め側がフィアンケットビショップの交換を狙う理由の1つです。

フィアンケットするのに2手かかる

●中央支配から考えると効率が悪い。

中央のポーンを動かさずにb,gポーンを突く必要があり、2手かけてフィアンケットする場合は中央の支配に貢献させる手を1手しか指せません。

中央のポーンを突かないと、他のピースが閉じ込められたままなので展開が遅れてしまいます。

e4と指せばポーンを中央支配に使えつつ、ビショップやクイーンの道も開くのが大きく違います。

e4/d4と突いてビショップを中央側に展開する狙いなら、すべての手を中央支配に使いやすいです。

ダブルフィアンケットのデメリット

ビショップの火力を一点集中しにくい。

両方のビショップをフィアンケットすることをダブルフィアンケットと言います。

以下の記事にあるように、ビショップは隣同士に並べる形が結構強力。

ただフィアンケットだとそれの形にしにくく、攻撃力が分散してしまう。

隣同士にビショップを並べると「レーキングビショップ」と呼ぶ。キングサイドへの攻めに役立つ。

ダブルフィアンケットにすると守りに使いにくくなる

両側にフィアンケットすると、片方のビショップは守りに1手では入りにくい。

キャスリングしたキングから離れた場所にフィアンケットしていると、守りに向かわせにくい。

相手の攻めに対して対応できなくなることも。

ダブルフィアンケットすると片方のサイドを集中攻撃しにくい

フィアンケットビショップ+その逆側のポーンストーム+ピースの組み合わせで攻めることがよくあります。

両方にフィアンケットするとポーンストームを進める側のビショップを有効に使いにくい。

その他

●ビショップ以外のフィアンケットも有効な場合がある。

場合によってはルークのフィアンケットはキング前の守りに役立つ。


●オープニングによっては・・・

攻め側にとって、フィアンケットビショップがかなり強力なのでを交換したくないこともあるし、逆に途中でフィアンケットビショップを交換してしまっても問題ないオープニングもある。

場合による。

フィアンケット関連への対策

端ポーンを使う

フィアンケットするポーン構造に対しては、端ポーンを突くのが有効な場合があります。(局面とタイミングによります。)

フィアンケットの頭のポーンに当てておけば、「取る、さらに進ませる、そのままにしておく」のように柔軟な選択肢を取れるので相手を悩ますこともできます。

フィアンケット側としては嫌な動きの1つ。

ビショップ交換を狙う

キャスリングしたキング近くのフィアンケットビショップを交換するのはよくある攻撃側の手段。

キング周りのポーンの形が少し崩れた状態にできるので、攻めの際にキング近くに侵入しやすくなります。

あらかじめルークを避けておけば、フィアンケットビショップの交換を拒否することもできます。

フィアンケットビショップの利きをポーンで止める

フィアンケットビショップで2つ以上のポーンを使ってダイアゴナルを遮断すると、フィアンケットビショップは活躍しにくくなります。

英語では「bite on granite(岩を噛む)」と表現されたりします。

面白い表現ですね!

さいごに

フィアンケットには良い点・悪い点があるのでそれを理解しておくと、対局中に何をしたら良いか思いつきやすくなります。

実戦をこなしながら、フィアンケットの活用法/対策が無意識で出てくるようになると、よりチェスを楽しめるようになるはず。

まずは1つだけでも実戦で試してみてください!😊

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