はじめに

フック(hook)とは、「相手がラインを開くために利用できる、前に出たポーン」のこと。
主にキング前へポーンストームに関係します。
何も考えず単にポーンを前進させるだけでは、オープンファイルは作れません。
前進したポーンを「フック」として使って、ポーンの交換を避けられなくすることでオープンファイルをつくります。
オープンファイル、ハーフオープンファイルを作ることでルークなどの強力な駒でキングを攻めやすくなります。
例を見て、フックを有効に活用できるようにしましょう。
フックの例
「フックに隣接するファイルにあるポーン」を使ってポーンブレイクを狙います。
言葉だけだと分からないので例を見ていきましょう。
hポーンのフック
hポーンへはgポーンで攻撃を仕掛けます。
特にこの例ではフォークになっているので、ナイトを失わないために相手は選択肢が限られます。
hポーンが相手にとってデメリットになっています。

黒番のルークの前が開き、直接キング前を攻撃できるようになっています!

gポーンのフック

フィアンケットしているビショップ周りのポーン構造はhポーンで攻めるのが有効です。
ここではgポーンがフックになっています。
自分のルーク前のポーンを交換できれば、ルークの利きが直接相手キング前のポーンにあたります。
この例では他のピースを省略していますが、ピースとの組み合わせによって相手のキングサイドを攻めることができます。

場合によっては、hポーンを使わせないために、hポーンを突いてくることがあります。
そうすると、もうhポーンはつけませんが、今度はフックがhポーンになりました。
この場合、gポーンを使って相手のhポーンを狙えます。

相手のhポーンは白番のhポーンによって固定されているので、逃げられません。
取るか取られるかになります。

ポーンを捨てることも

f・hポーンがフックになっています。
ここでgポーンを突くとポーンを失いますが、相手のキング周辺の守りは弱体化します。
場合によっては、ポーンを失うのを恐れず、失ったとしてもその代償として攻撃する際のメリット(オープンファイルなど)を活かすことが大きな有利につながる場合もあります。
局面によっては検討してみましょう。
相手のポーンが固定されていないとどうなるか
固定されていない場合、素通りされるとファイルをブロックされてしまいます。

g/hファイルは完全にブロックされてしまいました。
※補足あり

※補足:
場合によっては、ブロックされる形によってアウトポストをつくれたり、スペースを圧迫したりとメリットとなる可能性もあります。
「ブロックされること=よくないこと」とは限りません。
すべては状況次第なので、何が有効なのかを検討して指すようにしましょう!

サクリファイスのターゲットになることも
ルフトというキングの逃げ道のためにhポーンを突くことがありますが、場合によってはフックとなりサクリファイスの的になる可能性があります。

まとめると

フックがある場合の攻めのポイント。
・ラインをオープンにしたい場合は、「フックに隣接するファイルにあるポーン」を使ってポーンブレイクを狙う。
・相手ポーンに素通りされたくない場合は、フックとなるポーンを前進できないようにポーンなどでブロックしてからポーンブレイクする。
上記の2点を考えて局面にあわせたポーンの進み方を検討しましょう。
ポーンストームする時に、「どのポーンをどの順で進めるか」の基準として活用してください。
あとは実戦で何度も試して、自分のものにするだけです!😊
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