【チェス】知っておくべき戦略一覧【ストラテジー】

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はじめに

チェスにおいて戦略とは、長期的な利益を得るための計画のことです。

ストラテジー(Strategy)とも言います。

この記事では初心者、初級者、中級者が知っておくべきものを項目を分けています。

戦略の各項目の詳細はリンク先で解説しています。

タクティクス(戦術)とストラテジー(戦略)の違い 

タクティクス(戦術)と混同されがちですが異なるものです。

タクティクスは短期的、ストラテジーは長期的利益を得るためのものと考えればOKです。

戦略は、すぐに駒得につながったりするわけではありません。

ゆっくりとポジションを改善するため、相手が計画を止めるのが比較的難しいといわれています。

「何を目指しているか」がすぐには明確に見えないことが多いので、相手はその戦略に対応する力を試されます。

レベルの分類について

※初心者、初級者、中級者・・・の分類には様々な意見があります。
以下はchess.comの初期レーティング数値です。参考までにのせておきます。
各項目の括弧の数字は、chess.comのラピッドレートの初期レーティング数値を参考にしています。

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初心者~初級者(800~)を目指す

序盤の駒展開

序盤の駒展開は、広い意味で戦略の一部です。

初心者のうちは、わかっていてもマイナーピース展開をおろそかにしてしまうことがよくあります。

序盤はマイナーピース展開を優先することを意識しましょう。

オープンファイルの支配

オープンファイルは相手への重要な侵入・攻撃経路です。

自分が支配し、相手に支配させなければ対局を有利に進められます。

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中級者(1200~)を目指す

セブンスランクのルーク

セブンスランクのルークは、相手の初期配置のポーンを攻撃できます。

セブンスランクに2つのルークがあると、チェックメイトの可能性もあるので相手を守りに回らせることができます。

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単純化

ピースアップ※の時は同じポイントのピースを交換していくのが通常はよい考え方です。

※ピースアップとは、持っているピース(ポーン以外のコマ)の数でリードしていることです。

ビショップ同士、ルーク同士などで交換していきましょう。

駒交換

駒交換は戦略の一部です。

「交換したほうがいいのか、無視するのか、それとも駒を逃がすのか」

いつ交換するのがよいか知っておくと良い判断ができるようになります。

ビショップペア

ダブルビショップにはメリットがあります。

簡単にビショップを放棄しないことがチェスにおいて重要です。

以下の記事では具体的にどのように活かせばいいかを解説しています。

ポーンストーム

多数のポーンを使った攻撃方法を知りましょう。

特にオポジットサイドキャスリング(相手と逆サイドへのキャスリング)をしたときの攻撃方法の一つです。

ポーンを前進させることでスペースを取れたり、敵の防御の弱体化、キングへの直接攻撃を準備となります。

マヌーバリング

ピースを移動させて効果的な位置に配置することは、チェスにおいて重要な戦略です。

ビショップなど強い駒を持っていたとしても、攻めや守りに使えていなければ意味がありません。

配置換えをして有効に使おうとする考え方です。

アウトポスト

アウトポストとは「拠点、前哨基地」のことです。

ポーンに守られたスクエアで、相手ポーンから攻撃されず、簡単に駒交換されないスクエアのことを言います。

アウトポストへのピース配置を狙うことは戦略の1つとなります。

スペースアドバンテージ

スペースとは、自分のピースが安全に動ける場所のことです。

「スペースが狭くてもその中でやりくりすればいい」と思えるかも知れませんが、狭いことによりベストな選択肢が取れなくなります。

スペースを取るメリットを知りましょう。

イニシアティブ

チェスにおいてイニシアティブ(主導権)とは、一連の攻めによって脅威を作り出し、相手を守りに回らせ続けている状態を言います。

スレットにより、常に先手先手に回ることの大切さとメリットを知りましょう。

上級者(1600~)を目指す

弱点を狙う

対局相手のレベルが上がるにつれて、明らかなブランダーはなくなっていきます。

そんな時注目すべきなのは「弱点」です。

・相手の弱点がどこにあるか
・相手の弱点を利用して攻める方法

を知りましょう。

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マイノリティーアタック

マイノリティアタック(Minority attack)とは、「相手よりポーンの数は少ないが、その少ないポーンを活用して相手のポーン構造を乱して弱点を作り出そうとする戦略」のことです。

相手に弱点を生み出すのに使える戦略の1つです。

異色ビショップ

異色ビショップの特徴が分かれば、ミドルゲームでの攻撃に役立ちます。

エンドゲームとは異なる考え方を知りましょう。

弱い色を狙う

弱い色とは、駒によりサポートを受けにくい色のことです。

色に注目すれば、ビショップがいかに特定の色を守るのに役立っているか理解できます。

ポーンブレイク

ファイルやダイアゴナルをオープンにするため、相手のポーン構造に攻撃を仕掛けるためにポーンでポーンを攻撃する動き。

ポーンブレイクを仕掛けるタイミングが重要になります。

バッドビショップの改善

バッドビショップ(Bad Bishop)とは、自分のポーンでブロックされ、動き・利きが制限されているビショップのこと。

駒を有効に活用するための戦略です。

エクスチェンジ・サクリファイス

エクスチェンジサクリファイス(Exchange Sacrifice)とは、価値の高いピースを相手のより価値の低いピースと交換する手のことです。

戦略・戦術の両方の要素が含まれる内容で、ルークを相手のマイナーピースと交換するパターンがよくあります。

さいごに

●初心者なら
戦略まで考えるのは難しいと思うので、まずは駒展開を重視するところから始めてみてください。

加えて、戦略よりもタクティクス問題を解いていくのをおすすめします。

初心者であっても知りたい場合は、もちろん取り組んでもOKです。


●初級者あたり~
チェスに慣れてきたら、戦略について知っていきましょう。

戦略を知れば、中盤で何をしたらいいのか迷うことが徐々に減っていきます。

相手の明らかなブランダーに頼らずとも自分のプランを進めていけるようになります。


戦略については今後も一覧に追加していく予定です!😊

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ミドルゲーム(中盤)
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